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「パパ、プログラミング教えて」と言われても、私がコードの書き方を教えない理由。AI時代に子供たちへ渡すべき『本当の言語』とは

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「パパ、プログラミング教えて」と言われても、私がコードの書き方を教えない理由。AI時代に子供たちへ渡すべき『本当の言語』とは

我が家には、中学生と小学生の子供がいます。 学校でもタブレットが配られ、プログラミングの授業が必修化された今、ある日子供からこう言われました。

「パパ、プログラミング教えて。Pythonってやつをやればいいの?」

現役のエンジニアとして、Web開発やAI開発で生計を立てている私ですが、私の答えは**「NO」**でした。 誤解しないでください。テクノロジーに触れるなという意味ではありません。

「コードの書き方(文法)を覚えること」は、もう2026年の子供たちにとって、必須スキルではなくなりつつあるからです。

1. 「構文」はAIが書く。「意図」は人間が書く

私がStudio Puffの仕事でコードを書くとき、今はもう一文字ずつキーボードを叩くことはほとんどありません。 「ここをこう動かしたい」「デザインはこんな感じで」と、日本語でAI(CursorやCopilot)に指示を出すだけです。

かつては、iffor といった呪文(構文)を正確に暗記することが「プログラミング」でした。 しかし今、その役割はAIに取って代わられました。

今、子供たちに「セミコロンの打ち方」を教えるのは、**「自動翻訳機がある時代に、辞書を丸暗記させる」**ようなものです。 それは、彼らが社会に出る頃には、あまり意味を持たない「レガシーな技術」になっているでしょう。

2. 大事なのは「How(どう書くか)」より「What(何を作るか)」

「Pythonを覚えたい」というのは、「ノコギリの使い方を覚えたい」と言っているのと同じです。 大事なのはノコギリそのものではなく、**「それを使って、どんな家(作品)を建てたいのか」**という想像力です。

私が子供たちに伝えたいのは、「作りたいもの」を明確にする力です。 「お母さんが楽になるアプリを作りたい」「友達と遊べる変なゲームを作りたい」。 その**「ゴールを描く力」**さえあれば、あとはAIが「How(コード)」を補完してくれます。

3. 最強のプログラミング言語は「日本語」である

では、何も教えないのかというと、そうではありません。 私が徹底して教えているのは、**「国語(日本語)」「論理的思考」**です。

AIに指示を出すとき、最も重要なのは「曖昧さをなくし、論理的に言葉を組み立てる能力」です。 「なんとなくいい感じにして」では、AIは動きません。 「Aの場合はBにして、それ以外はCにして」と、言葉で構造を作る力。

皮肉なことに、AI時代のプログラミング能力とは、すなわち「高い言語能力(読解力・記述力)」のことなのです。

4. 親として、エンジニアとして贈れるもの

だから私は、子供と一緒にPCに向かうとき、コードのエラー探しはしません。 代わりにこう問いかけます。

「それは、誰のためのゲーム?」 「ここがうまくいかない原因は、言葉で説明できる?」

もしあなたのお子さんがプログラミングに興味を持ったら、まずは高い教材を買う前に、たくさん話をしてください。 そして、親子でAIを使って、**「言葉が魔法のように形になる体験」**を楽しんでください。

それこそが、親が子供に贈れる、AI時代を生き抜くための最高のギフトだと信じています。

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